アートの要素を吹き込んだ地下区画の活用事例

INFORMATION

事務所用途として募集を行っていた地下区画。暗く、閉塞感のあるイメージを逆手に取り、アンダーグラウンドの雰囲気も持つ人気ギャラリーへと変化させた不動産活用事例。本来持つ物件の良さを引き出し、アートというコンテンツを利用して場所の価値を高めた神宮前のアートギャラリーを紹介。


地下フロアをギャラリーとして活用

原宿キャットストリートから一本入った場所に位置し、事務所用途として募集を行っていた物件の地下1階の物件。地下の区画は暗い、じめじめした、閉塞感がある、視認性が悪いといったネガティブな印象を持つことが多い。その地下の区画に入居した本テナントはアートという要素を吹き込むことで、ネガティブなスペースを秘密基地のようなギャラリーへと変容させた。床や天井、コンクリート打ちっ放しの壁をそのまま活かし、内装の施工はピン・画鋲留めが可能なシンプルな白いふかし壁に仕上げた。収支上費用が膨れ上がりがちなイニシャルのコストを最小限に抑え、物件が持つポテンシャルを最大限に発揮する活用方法を選択した。

アートコンテンツの付与と価値の創出

2019年にオープンしたCLASSは国内外で活躍するアーティストやキュレーターを誘致し、業界で話題となる若手アーティストの展示場所としてのイメージを創り上げた。実施した展示会は成功し、アートギャラリーとしての価値を高めることで、メディアへの露出や話題性を生んでいった。現在では、利用者や来場者の口コミも広がりを見せ、アート業界での繋がりから会場を使いたいとの声も数多く、予約を取ることも今では困難な状況に。立地や階層でネガティブな要素の多い物件でも、その場の活用法を考察し、デザイン・ファッション感度の高い層が多い神宮前という立地特性を生かしたブランディングとアートというコンテンツを付与することでその場(不動産)の価値を高めた成功事例であると考えられる。

アパレル業界への利用用途の拡大

話題性はアート業界には留まらず、アートと関係の深いアパレル業界へも広がっている。ECを中心として活動するブランドの展示会やPOPUP会場としての利用も増え、CLASSはアートやアパレル業界でカルチャーの発信地としての認識を獲得している。アパレル展示の際には、前テナントの残置である天井のライティングレールに吊りフックを使用することで、衣類を吊るして展示することもできる。単なる不動産のデザイン性や広さだけでなく、利用者の目線での内装やレイアウトを意識することでアートギャラリーという一つの収支構造だけでなく、広い視野を持ち、多様な場の活用方法で収益化を図ることに成功している。

アパレル展示会での利用も人気

3月にはファッションブランド「ChahChah(チャーチャー)」による展示会を開催。明治神宮前・表参道という立地で、利用者の事務所が近いことや展示会を行うには来場者にとってもアクセスがいいということも会場を選んだポイントに。地下のスペースという視認性の低さをカバーするべく、路上に面した入口にサインの掲出をすることもでき、展示場所としてプライベートの空間は保ちながらも来場者への導線も確保が可能。

ChahChah
2018 SS シーズンより始動。既成概念にとらわれない独自の感性でオーセンティック且つジェンダーレスなリアルクローズを発信し続けている。ベーシックに少しのエッセンスを加える事によって生まれる“らしさ”を大切にし、過去(Past)現在(Current)未来(Future)をリンク。古くに通ってきた様々なカルチャーやファッションをベースに決して消耗品ではない、オーセンティックでモダンそしてユーモラスなプロダクトを展開します。10 年先も20 年先もお気に入りの一着であります様に。

オフィシャルサイト chah-chah.com

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